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論文「チベットに伝わる心の訓練法(ロジョン)と現代」の紹介

2012/12/05
吉村均先生の論文、「チベットに伝わる心の訓練法(ロジョン)と現代」の紹介です。

 欧米では、日本でヨーガが健康法や美容法として実践されているように、心のケアの方法として仏教の瞑想が関心をもたれ、日々の生活に取り入れられています。欧米で特に関心の高い実践法のひとつが、チベットに伝わる「心の訓練法」lojongです。
 論文では、代表的なテキストや歴史について簡単に紹介したうえで、裏づけとなる考えをインドの『中論』や『入菩薩行論』といった論書に探り、あわせてダライ・ラマ法王が継続的に科学者とおこなっている仏教と科学の対話(心と生命会議)の成果から、仏教の瞑想法の有効性についての現代科学の立場からの検証や、現代社会において実践する際の注意点について紹介しています。
 「心の訓練法」は、一言でいえば、トラブル時に折れてしまわないようなしなやかな心を作る方法で、緊急時に即効性があるかどうかはともかく、普段からすこしずつおこなっていれば、個人差はあるでしょうが、私の知っている範囲でも、数ヶ月、数年続けていると、かなりはっきりした効果がでています。
 本来は仏教の修行法ですが、論文では、欧米で紹介されている、非-仏教徒でも実践できるやり方を紹介しています。
 特に、看護や教育、将来育児に携わることになる人たち、他への奉仕でストレスを感じがちな立場の方には、知っておいてもらいたい実践法です。

→論文「チベットに伝わる心の訓練法(ロジョン)と現代」
(明治学院大学教養教育センター紀要『カルチュール』5巻1号掲載。明治学院大学機関リポジトリで公開)
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