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講座の内容の活字化

2014/08/03
8月2日は暑い中、大勢の方にご参加いただき、ありがとうございました。16日はお盆休みのため講座はおやすみで、次回は9月になる予定です。
遠方にお住まいで講座に参加できない方や、最近になって参加された方から、聞くことできなかった内容を知りたいというご要望が寄せられることがあります。機会をみつけて、なるべく多くの方に知っていただくようにしたいと思います。これまでに、次のようなものが活字になりました。


吉村均「仏教における修行—インド・チベットの伝統から—」実存思想協会編『道・身心・修行 実存思想論集29』理想社
道・身心・修行 (実存思想論集)道・身心・修行 (実存思想論集)
(2014/06)
実存思想協会

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自分がチベットの諸先生から受けた教えに基づいて、仏教の実践が人の心をどのように変えていくかについて紹介しています。
冒頭ですこし哲学的な話題に触れていますが、そのあとはほぼ講座でお話ししてきた内容です。
経典や過去の高僧の著作で語られている修行はきわめて高度なものが多く、多くの人が直ちに実践できる内容ではありません。仏教の出発点でどのような実践が必要になるかは、書籍で仏教に接する人は、なかなか知る機会がないのではと思います。
チベット・日本に共通して、仏教の出発点が、自分が今こうやって人として生きていることは極めて得がたく貴重なものであることに気づくことであることや、慈悲や空性の教えがそうやって気づいた心をどのように延ばしていくかについて、紹介しています。
他に、魚住孝至先生「日本の武道の思想」、西平直先生「世阿弥『伝書』における稽古の思想」、井上克人先生「道は無窮なり」などのご論考が収録されています。


吉村均「争いをなくすために—『日本霊異記』で考えるこれからの仏教」『在家佛教』2014年9月号、一般社団法人在家仏教協会
→『在家佛教』最新号の目次はこちら

エッセイで紙幅にかぎりがあるため、ごく簡単にですが、今年(2014年)のはじめに何回かに分けて『日本霊異記』についてお話しした内容をまとめています。
今のあり方だけを見ると、日本仏教とチベット仏教はずいぶん違ってみえますが、今の日本の仏教のあり方も長い歴史のなかで形成されてきたもので、それが唯一のあり方だったというわけではありません。
『日本霊異記』には、仏教が日本に伝わってそれほど時間のたっていない、外国からはいってきた新しい宗教だった頃の様子が鮮やかに描かれており、それを見ることで、今のあり方がどのようにして形成されていったかや、直接には受け継がれていない、仏教の別の可能性を知ることができます。
タイトルを自分でつけるとどうしても論文調の堅苦しいものになってしまうため、編集者の高梨和巨さんにお願いしてつけていただきました。
偶然ですが、同じ号に収録されている中野東禅先生の講演の筆録(「にもかかわらず仏法に立つ」)と森和也先生の連載(神儒仏の江戸時代9「近世仏教の<横>の広がり」)は、それぞれ別な面からつながりのある話題を取り上げられていて、私自身も興味深く読ませていただきました。
(東京だと紀伊國屋書店やジュンク堂のような大書店など)置いている書店が限られていて、amazonならこれ一冊だけ注文しても別に送料は請求されないようです。


在家仏教 2014年 09月号 [雑誌]在家仏教 2014年 09月号 [雑誌]
(2014/08/02)
不明

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