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般若心経和訳テキスト

2013/04/20
般若心経
思考することも言葉にすることもできない般若波羅蜜 不生不滅の虚空の本体そのもの
各々の自内証の行境 三世(過去・現在・未来)の勝者(仏陀)の母に礼拝します

インド語(サンスクリット)で バガワティ・プラジュニャー・パラミタ・フリーダヤ
チベット語で 仏母般若波羅蜜心(経)

仏母般若波羅蜜に礼拝します

私は次のように聞いた(如是我聞)、ある時(一時)、
世尊は王舎城の霊鷲山に、比丘の大僧伽と、
菩薩の大僧伽と、共にいらっしゃった。
その時、世尊は甚深なるあらわれという法門の三昧に入られていた。
またその時、聖観自在菩薩摩訶薩は、
般若波羅蜜の甚深行をご覧になって、
五蘊、それもまた自性が空であるとご覧になった。
そして仏力によって、長老舎利子は、
聖観自在菩薩摩訶薩にこのようにおっしゃった。
善男子(なんし)あるいは善女人のある者が、甚深なる般若波羅蜜の甚深行を行じたいと望むならば、どのように実践すべきか。そのように言われて、
聖観自在菩薩摩訶薩は、長老舎利子にこのように言われた。
舎利子よ、善男子あるいは 善女人の
ある者が、般若波羅蜜の甚深行を行じたいと望むなら、このように見るべきであって、
五蘊それもまた自性によって空であると正しく見る。
色(蘊)は空であり、空性は色である。 色より空性は他になく、空性よりまた色は他にない。
同様に、受・想・行と・識なども空である。
舎利子よ、 そのように一切法は空性で、相が無く、生じること無く、滅すること無く、
垢が無く、垢を離れることも無く、減ることも無く、増えることも無い。
舎利子よ、それゆえ空性において色は無く、
受は無く、想は無く、行は無く、識は無く、
眼は無く、耳は無く、鼻は無く、舌は無く、身は無く、意は無く、
色は無く、声は無く、香は無く、味は無く、触は無く、法は無い。
眼界が無いより、意界が無く、意識界に至るまでも無い。
無明が無く、無明が尽きることが無いより、老死が無く、老死が尽きることも無い。同様に、
苦と、集と、滅と、道も無い。智慧も無く、得ることも無く、得ないことも無い。
舎利子よ、それゆえ、諸菩薩は得ることがない故に、
この般若波羅蜜に依り、心に罣礙が無いことによって、恐怖が無く、
顚倒より完全に離れ、涅槃を究竟している。
三世(過去・現在・未来)に住される一切諸仏もまた、この般若波羅蜜に依って、
無上正等覚を現等覚され仏陀となる。
それゆえに、般若波羅蜜多呪(は)、大明呪、無上呪、
無等等呪、一切の苦を完全に鎮める呪、
偽りでなく真実であると知るべきで、般若波羅蜜多呪を説いて、
タヤター・オン・ガテガテ・パーラガテ・パーラサンガテ・ボディ・ソヮーハー
舎利子よ、菩薩摩訶薩はそのように甚深なる般若波羅蜜を実践すべきである。
それから、世尊はその三昧より起きられて、
聖観自在菩薩摩訶薩によきかな(善哉)とおっしゃられて、
よきかな(善哉)、よきかな(善哉)、善男子(よ)、その通りである、その通りであって、
汝が説いたように、般若波羅蜜は行じられるべきで、
善逝達もまた随喜される。世尊がそのようにおっしゃられたので、
長老舎利子と、
聖観自在菩薩摩訶薩と、
周囲の一切の者たちと、神と、人と、阿修羅と、ガンダルヴァなどの世間は喜んで
世尊のお言葉を褒め称えた。

タヤター・オン・ガテガテ・パーラガテ・パーラサンガテ・ボディ・ソヮーハー


除障法
仏陀に礼拝します 法に礼拝します 僧伽に礼拝します
仏母般若波羅蜜に礼拝します
私の真実語が成就しますように。昔、天帝帝釈が仏母般若波羅蜜の甚深なる意味を考え、詩句を諷誦することによって、
障礙をなす魔(他化自在天王)などの不順なるもの一切を払ったように、同様に、
私もまた仏母般若波羅蜜の甚深なる意味を考え、詩句を諷誦することにより、
障礙をなす魔などの不順なるもの一切が、払われますように
無くなりますように、鎮まりますように、完全に鎮まりますように

およそ縁によって生じるものは、滅すること無く、生じること無く、断滅で無く、恒常で無く、来ること無く、行くこと無く、異義でなく、一義でない。
戯論が寂滅されている仏陀である、説者たちの最高のその方に礼拝します。
八万種の障礙を鎮め、 逆縁を離れて、
順縁を成就して円満し、吉祥で今すぐの幸せが得られますように。 

ラムキェン・ギャルポ・リンポチェ『般若心経』講義(於.大本山護国寺大師堂)のために作成


チベット語テキスト(中国語の読みと訳付き)と和訳のPDFファイルは下記よりダウンロードできます。

→薄伽梵母般若波羅蜜心經(PDF)
→心經除障法(pdf)
→般若心経和訳テキスト(ラムキェン・ギャルポ・リンポチェ護国寺講義用)
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