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3月14日に東京・筑摩書房で「現代人のための空海入門」講演(ちくま大学)

2018/02/16
京都での講演(3月10日)に引き続き、東京での講演(3月14日)の情報解禁&予約開始になりました。
筑摩書房が主催する「ちくま大学」の講座のひとつとしておこなわれるものです。

「現代人のための空海入門―マインドフルネスと十住心」
日時: 3/14(水)19:00~21:00
会場: 筑摩書房ビル4階会議室
(都営地下鉄浅草線 蔵前駅より 徒歩1分/都営地下鉄大江戸線 蔵前駅より 徒歩5分)
受講料:1000円・要予約
詳細は、下記をご参照ください。そこから申込もできます。
https://peatix.com/event/352694
(上をクリックして、出てきた画面の「チケットを申し込む」をさらにクリックして、枚数&支払い方法を入力します)
もし、周囲で関心をもたれそうな方がいらっしゃいましたら、ご紹介くださいませ。

去年の暮れに大阪の真言宗のお寺(太融寺)で行われた講演は、定員60名がすぐ埋まり、追加席も一月前には一杯になってしまって、何名かお断りせざるをえないほどの反響でした。
特に関西では、弘法大師への信仰心、関心が高いようです。
京都講演は、
3月10日(土)14時~ 京都・法蔵館4Fです。
詳細と申込先は、下記をご覧ください。
http://www.hozokan.co.jp/cgi-bin/hzblog/sfs6_diary/index.html
21:05 法話、講座 | コメント(0) | トラックバック(0)

『空海に学ぶ仏教入門』(ちくま新書)『大法輪』に書評掲載&京都講演会

2018/02/14
『大法輪』3月号「書物の輪蔵」欄に、昨年10月に刊行した『空海に学ぶ仏教入門』(ちくま新書)の書評が掲載されました!

「(略)通常ならば別々に学ばれるはずの仏教の各ジャンルが一直線に結ばれる明快な入門書だ。」

佐々木閑・宮崎哲弥『ごまかさない仏教』(新潮選書)、田中公明『両界曼荼羅の仏たち』(春秋社)と共に紹介されています。
ありがとうございます。

『空海に学ぶ仏教入門』については、京都・法蔵館で講演会をさせていただくことになりました。

日時:3月10日(土曜)14時から(2時間程度)会場:法蔵館4階応接室定員:30名
参加無料、事前予約可能だそうです。詳細は下記をごご覧ください。
http://www.hozokan.co.jp/cgi-bin/hzblog/sfs6_diary.cgi?action=article&year=2018&month=02&day=13&mynum=2469

東京での講演会も計画中です。情報解禁&申込開始になりましたら、またお知らせいたします。
よろしくお願いいたします。
法蔵館講演会チラシ

大法輪3月号

19:07 一般書 | コメント(0) | トラックバック(0)

2月の仏教勉強会

2018/01/30
2月の慈母会館での仏教勉強会のテーマは、
ナーガールジュナ(龍樹)の仏教理解とロジョン(心の訓練法)
になります。

日時:2月3日、17日 15時〜17時
会場:慈母会館(公益財団法人全日本仏教尼僧法団)新宿区大京町31 JR千駄ヶ谷または信濃町駅下車
会費:1000円
予約不要。どなたでもご参加いただけます。
終了後、ポワの復習会があります。こちらは、アヤン・リンポチェのポワコースに全参加された方限定です。

中国・日本、チベットの仏教は、ともに古代インドの高僧ナーガールジュナ(龍樹)の仏教理解に基づく伝統です。
ナーガールジュナは、阿含経典の理解から、当時議論のあった大乗経典を仏説と認めるべきことを説き、様々な教えを仏陀の境地に至る、苦しみからの解放の方法として体系化しました。
その、仏陀の境地に至る実践のエッセンスが、チベットに伝わるロジョン(心の訓練法)です。
これは当初、インドからチベットに招かれたアティシャが一人の弟子にのみ授けたとされる秘伝で、現在では宗派を超えて実践され、欧米ではもっともポピュラーな、チベットの伝統に基づく瞑想法として知られています。

参考:
吉村均「大乗仏教は大乗経典に基づく教えか?」『サンガジャパン』vol.25特集・原始仏典
吉村均「チベットに伝わる心の訓練法(ロジョン)と現代」明治学院大学『カルチュール』5巻1号(明治学院大学機関リポジトリでダウンロード可能)
21:33 講座・やさしい心を育てる | コメント(0) | トラックバック(0)

1月の仏教勉強会

2018/01/11
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

毎月第一・第三土曜に東京・新宿区の慈母会館でおこなっている仏教勉強会ですが、1月20日は、
極楽往生と『チベットの死者の書』
というテーマでお話しさせていただこうと思います。

日本では昔から、阿弥陀仏信仰が盛んで、死に際して阿弥陀仏の世界である極楽に往生することが願われてきました。
チベットには、人の死に際して、死者が中有(バルド)で体験する様々なビジョンを死者に語り聞かせ、それを利用して輪廻の苦しみから解脱することを目指す『チベットの死者の書』があります。以前NHKが番組を制作し、話題になりました(DVDがでています)。
実は、それぞれの伝統を支えている論理は、共通のものです。
昨年、筑摩書房から『空海に学ぶ仏教入門』(ちくま新書)という本を出させていただきました。さいわい好評で、刊行後すぐ重版が決まりましたが、弘法大師の十住心の背景にあるのも、その論理です。
現在、お二人のチベットの高僧が来日中で、それで6日の勉強会はおやすみさせていただいたのですが、それらに出られた方は、そこで話題になった、空性や如来蔵や法界といった言葉で示されているものが、その論理に関わっていることを理解されるでしょう。
それは、私たちは何故苦しみを味わっているのか、どうやったらこの苦しみから抜け出すことができるのか、という仏教の根本中の根本のテーマに関わっています。

日時 1月20日15時~17時
場所 慈母会館(新宿区大京町31)JR信濃町または千駄ヶ谷駅下車
参加費 1000円
予約等は不要で、どなたでもご参加いただけます。



終了後、ポワの復習会があります。こちらはアヤン・リンポチェのポワコースにフル参加されたことのある方限定です(20日は、ディクンポワになります。ディクンポワを受けていない方は、今回はご参加いただけません)
22:27 講座・やさしい心を育てる | コメント(1) | トラックバック(0)

シンポジウム 「仏法はどう日本社会の為に役立つか」映像

2017/11/28
2015年11月15日に、東京・大手町のサンケイプラザ4Fホールでおこなわれた、シンポジウム「仏法はどう日本社会の為に役立つか」(佛教如何帮助日本社会)の映像が公開されています。
http://www.zhibeifw.com/cmsc/list.php?fid=1054
(日本人の発言には中国語の字幕、ケンポのお話は中国語で、当日の通訳の日本語が収録されています。各映像の冒頭に、短いCMがはいります)
これは、世界最大の仏教寺院といわれる東チベットのラルンガル(NHK・BS「天空の“ 宗教都市”~チベット仏教・紅の信仰の世界~」で紹介されました)の指導者のおひとりである、ケンポ・ソダジ(Khenpo Sodargye 、索達吉堪布)師が来日された際におこなわれたものです。
吉村も司会者兼提題の一人として参加させていただきました。
その際のケンポのお話のメモを掲載します(これはオフィシャルなものではなく、私の私的なメモです。正確な内容は映像でご確認ください)

仏教とはどういうものかについて、簡単に。悪をなさず、善をなすことの教育。
仏法には理論(聖教の法)と実践(証得の法)の二種類(インド・ナーランダー僧院出身の僧、世親の言葉)。その両方を備えなければ仏教ではない。
日本に来てさまざまな人と会い、話をして、日本仏教、考え直す必要あると考えている。
仏法、これからどう日本の社会に役立つか、考える意義。
538年に朝鮮をへて仏教伝来。
聖徳太子が法華経・唯摩経・勝鬘経を講義(三経義疏)。仏教を国教に(十七条憲法)。
200年後、鑑真、何度もの失敗をへて、中国に伝わっている比丘の戒律(四分律)伝える。
その後、親鸞などあらわれ、歴史のなかで、現在の日本では葬式仏教のように思われている。
アメリカの雑誌で日本の仏教についての報道見ておどろき、誇張ではと思ったが、日本に着てみると、実際そのように。
ニューヨークタイムズの報道によると、日本では、寺院が急激に減ってきている。1年で100くらいの寺院がなくなっている。10年前は30パーセントが葬儀場で葬儀をおこなっていたが、現在は逆転して、30パーセントが寺院で葬儀。
日本では仏教徒減少、世界全体でも宗教を信仰する者減少してきている。
仏教も衰退してきて、いつ滅ぶかわからないが、出家にも在家にも、それを復興させようという動きも。
日本人は素質高い、強い国なので、仏教を盛んにさせることむつかしくないのでは。
日本の伝統、文化、歴史を尊重する必要。それらを尊重した上で、次のことを付け加えるとよいと思う。
仏教の戒・定・慧の3つの面からいうと
戒:
日本では中国やチベットのように比丘戒を受けるのはむつかしいのかもしれないが、すくなくとも僧侶は三帰依(仏・法・僧の三宝への帰依の誓い)と五戒(不殺生・不偸盗・不邪淫戒・不妄語戒・不飲酒)を受けるべきと思う。それがなければ、これから尊敬、供養される対象にならないのでは。
将来、状況がそろえば、日本の各宗派の高僧があつまって話し合い、三帰五戒を受けるようにするとよい。
在家も、居士の五戒を受けた方がいい。自分の状況におうじて、すべて受けることができなければ、そのなかから、殺生戒など自分で可能なものを。それも無理なら、三帰依のみでも受けたほうがよい。
日本人はもともとルールを守る民族なので、戒律を守るのはそれほどむつかしくないと思う。今は、それを教える人がいないだけで、授けるようにすれば、可能。
定:
出家だけでなく在家でも瞑想、止(一転集中)必要。1年に100日、それが無理なら1か月、それも無理なら1週間でも、お籠もり修行必要。「定」がなければ人は、心乱れて何にもならない。
日本には坐禅の教えあるが、あまり一般には普及していないようなので、状況に応じて瞑想修行するようにするとよいと思う。
自分の所属する五明仏学院は、紹介のあったように世界最大の仏教寺院で、以前はなかったが、近年はすべての人が2週間程度、きびしい籠もり修行をするように。
修行できなければ心のコントロールできない。
在家も出家も、修行したほうがよいというのが、私からの提案。
慧:
仏教では、長期的な勉強が必要。寺院では経典・論典教える必要あるとされている。
在家の人も体系的な勉強必要。勉強ないと、やっていることが仏法にならない。教えに反することに。
日本にきて、さまざまな学者と交流。チベット語堪能な専門家もおおく、それはすばらしい。しかし智慧が足りないなら、それは残念なこと。
日本のような小さな島国が高度な技術もち、カメラなど、世界のトップに。よい製品つくっている。世俗の知恵、出世間の智慧も得ることできる、と私は信じている。
日本人、世俗についてはすでに問題ない。ただし、日本の仏教は、外国の人に笑われたり、海外でいろいろな評判を聞くことも。
自分の考えでは、位牌をどう置くかとかいう形の問題はさほど重要ではなく、智慧と教育が大切。
こどもが小さいことから仏教に基づいた教育を受け、同時に知識も学ぶことを考えるべき。
できることは自分でやる必要。ここに集まった皆さんにも責任。直せることなら治せば、大きなメリット得られる。
自分は中国で仏教教えているが、なぜ彼らが仏教信じているかを考えると、それによって心が変わったから。
一緒に勉強すること大切。自分が聞いたのは、真言宗では大日経を大切にしていて、チベットと共通点。たくさんの僧侶も勉強に真面目で、さらに戒・定・慧の三つの面から実践するようにすれば、とてもすばらしいと思う。

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23:28 日本仏教とチベット仏教 | コメント(0) | トラックバック(0)
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